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Ryoji Shimizu

私とパスタの出会いは小学校6年の時。母が作ってくれたパスタ。運命の出会いだった。もともと麺類は好きでラーメンは自分で作って食べていた。しかし、パスタが私に与えた衝撃はそれ以上だった。中学に入ると毎日、パスタを作って食べるほどだった。

次の転機は就職。輸入食材のチェーン店。お酒の味の違いを覚え、また当時としては珍しかった輸入チーズや海外の食材の美味しさに開眼した。

転職で靴の小売店に。ここでインポート・シューズの買い付けを担当し、毎年2回イタリアに買い付けに行った。もちろん、個人的な食材の買い付けも忘れなかった。

自然に寄り添って生きるイタリア人の生活スタイルに憧れを抱くようになったのもこの頃だ。逆に日本は高度経済成長と引き換えに食の豊かさが失われていたからなおさらだった。

イタリアの自然の恵みを生かした伝統的な食生活とライフスタイル。滞在する度にそれは憧れから確信に変わった。そんなイタリアのライフスタイルを日本に紹介したいという想いがムクムクと強くなっていった。そして、2001年9月、40歳の私はイタリア食材の輸入会社ベリッシモを渋谷に開業した。

コネもなければ人脈もない、無謀な船出だった。そこで考え出したのがネット販売。自分の感動を紹介したらきっと感動してくれる人が現れるはずだ、漠然とした確信があった。そして私は食材を求めてミラノに旅立つ。自分が心から日本に紹介したいと琴線に触れるものを探しに・・・。しかし、得られたものはごくわずかだった。私は焦った。売りたい食材が見つからない!

そんなとき、知人からワインのインポーターを紹介された。イタリアンレストランを開こうと考えている人向けに、研修旅行を企画している彼。彼と旅だったイタリア各地の美食の旅は生涯忘れられない体験となった。フィレンツェのエノテカ・ピンキオーリに100回以上、通ったと自慢するだけのことはあり、行く店はどの店も一流の味。

シェフやオーナーに数多くの知己を持ち、自分よりも10は年上のはずなのに、ひたすらパワフル。
彼に紹介されたフィレンツ���中央市場のお店とは、その時から10年以上の付き合いになる。初めて感動を覚えた市場の香り高い乾燥ポルチーニ茸は、今もその店から空輸で届くのだ。

この研修旅行を終える頃、バルサミコ酢、チョコレート、乾燥スパイス類など魅力的な食材に出会うことができた。もう、

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