Tokyo, Japan

人類が2回目の世界戦争を体験した後、世界はアメリカを中心 とする大量消費社会に飲み込まれていった。
それは、人類が自分達にとっての幸福を定義してしまおうという試み。 
それはもはや、個人の自由な思想表現が必要とされない時代。
「物欲と抑圧」の時代がすぐそこまで来ていた。
明るい家族、自動車、庭付きの家、健全な精神、押しつけなアメリカンドリーム。そんな時代に声をあげ、歌い、さわったのが、JAZZKARATE(以下、セク原名人)、光速指揮官夜間戦闘員(以下、光速名人)を中心とした若者、且つバカ者達である。(半ドアーズの誕生より抜粋)
彼らは自分自身という内なる子を重要視し、全てをさらけ出し、むき出しにする「裸」を表現した。内なる自分にサルグツワを噛ます様に、自分という自虐的な現象を「裸」にしていった。
05年に光速名人が「夜間戦闘員ライム」を発表してから、彼らのボヘミアン的生活にあこがれる若者が大量に出現した。

ホッピームーブメントのはじまりである。

マスコミはこぞって「夜間戦闘員文学は文化の崩壊」と批判した。しかも、06年の半ドアーズの結成、そして発起によって、彼らの運動は一過性の流行として葬りさられようとした。
しかし、半ドアーズ(half-doors)の精神は受け継がれた。
管理社会に適応できない、即物的で表面的な現代社会に疑問を持つ、つまり、ポケモン世代に共感する小学生達は、いつの時代にも途切れることなく現れたからである。妄想の中でのクンニリングス、視姦、軽いおさわり、ピロートーク、実存主義、東洋神秘主義、禅的瞑想。可能な限りの手段を結合させて、その精神的、肉体的リズムから、新しい次元の世界に、生きるに値する世界に到達しようとする試み。
半ドアーズの精神は受け継がれた。あの頃、カウンターカルチャーや、反体制を唱えていた輩は、現在、毎朝黙ってジョギングをしている。しかし、半ドアーズは半ドアーズのまま、死んだ。そして、受け継がれた。セク原名人や光速名人が逝って!?からも尚、半ドアーズ的探求の意義は失わ��ていないからである。

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